オープンソース

Western Digitalはユーザーおよび共同作成者として、オープンソースの有益性を確信しています。オープンソースはコミュニティによる共同でのイノベーション、構築、共有を推進する取り組みであり、当社は今日のテクノロジー業界の成長と成功においてオープンソースが果たす重要な役割を認識しています。また、オープンソースを企業・ビジネスにおける全般的戦略に不可欠な構成要素としても捉えています。

オープンソースプロジェクト

Western Digitalが協力または維持管理するオープンソースプロジェクトは多数にのぼります。ここで、こうしたプロジェクトの例をいくつかご覧ください。

Linuxカーネル - Zoned Storage

当社は、次世代ストレージテクノロジーを実現するストレージに関連するサブシステムを中心に、Linuxカーネルに貢献しています。最近特に力を入れている領域の1つがZoned Storageです。Zoned Storageは、データセンターをゼタバイトのストレージ容量の時代に合わせて効率的に拡張できるようにするための、オープンスタンダードを基盤とするイニシアチブです。関連製品: Ultrastar DC ZN540 NVMe ZNS SSD

Sweet B

Sweet Bとは、NIST P-256およびSECG secp256k1曲線を使用するパブリックキーECC(Elliptic Curve Cryptography)を実装するライブラリであり、ArmorLockセキュリティプラットフォームの主要コンポーネントです。当社は、暗号化ライブラリに機密性を構築するため、ライブラリをオープンソース化しました。また、セキュリティ調査会社、Trail of Bits監査も受けています。関連製品:  G-Technology ArmorLock暗号化NVMe™ SSD

OpenTitan

OpenTitanは、RoT(Silicon Root of Trust)チップの透明性と質の高いリファレンス設計と統合ガイドラインの構築を目的とする初のオープンソースプロジェクトです。Western Digitalでは、データインフラストラクチャとオープンソーステクノロジー分野での専門知識を活かして、エコシステムパートナーと協力しながら、OpenTitanフレームワークを最適化し、データ専用ストレージのユースケースにおける多様なセキュリティ需要に応えています。こうしたユースケースは、機械学習アプリケーション、スマートフォン、コネクテッドなモノのインターネット(IoT)デバイスなどコアからエッジまで多岐にわたります。当社の目標について説明しているブログ投稿をご覧ください。

Western Digital Github

Western Digitalは独自プロジェクトのために、公式GitHubレポジトリも保持しています。ぜひご覧ください。

オープンソース組織

Western Digitalは、創設者、メンバー、支援者とさまざまな立場で、コミュニティと共にオープンソースの促進に取り組んでいます。

RISC-V Foundation

当社はRISC-V Foundationの創設メンバーです。この組織はRISC-V ISAという 無償のオープンISAの管理組織であり、オープンスタンダードな協力体制を通じてプロセッサイノベーションの新時代を切り開きます。

CHIPS Alliance

当社はCHIPS Allianceの創設メンバーです。CHIPS AlliancはシリコンデバイスとFPGAに関連する、高品質なオープンソースハードウェア設計を開発しています。

Linux Foundation

当社はLinux Foundationのシルバーメンバーです。Linux Foundationは開発者がオープンテクノロジープロジェクトをコード化、管理、拡張するための中立的で信頼のおける拠点となります。当社はLinux Foundation傘下の多数のプロジェクトに協力しています。

FOSSi Foundation

当社は、RISC-VとCHIPS Allianceに関連するさまざまなイニシアチブでFOSSi Foundationと協業しています。cocotbプロジェクトとEmbenchベンチマークはその代表的なものです。FOSSi Foundationは、無償のオープンソースデジタルハードウェアの設計と関連エコシステムを推進、支援しています。

GPL Cooperation Commitment

当社はGPLファミリーバージョン2ライセンスの取得契約に基づき使用許諾される多数のオープンソースプロジェクトのユーザーおよび共同作成者として、オープンソース関連のコンプライアンス義務の履行が困難で、違反するケースがあることも認識しています。オープンソースコミュニティが発展し、善意の参加者が当社の貢献による成果をGPLに準拠して利用できるようにするため、当社は次の事項を確約しています。

Western Digitalは、対象ライセンスの解除に起因する法手続きまたは申し立て(防御的措置を除く)の告訴を提起または継続する前に、GPLバージョン3から引用される救済および復権に関する次の規定を、対象ライセンス違反の責任を問われる個人または組織(以下「被告発者」)に適用することを約束します。「本ライセンス」という用語は、本文書で強制適用される特定の対象ライセンスを指します。

ただし、被告発者が本ライセンスに関するすべての違反行為を停止した場合は、当該被告発者が特定の著作権保有者から取得したライセンスは、(a)著作権保有者が被告発者のライセンスを明示的かつ最終的に解除するまで、暫定的に復権し、(b)当該違反行為の停止から60日が経過するまでに、著作権保有者が何らかの合理的な手段で侵害について被告発者に通知しない場合は、永久に復権します。

さらに、当該被告発者が特定の著作権保有者から取得したライセンスは、著作権保有者が何らかの合理的な手段で侵害について被告発者に通知し、被告発者が本ライセンスの侵害通知を当該著作権保有者から受領したのが初めてであり、かつ被告発者が通知を受領してから30日を経過するまでに侵害を是正した場合は、永久に復権します。

Western Digitalは、自己およびWestern Digitalの著作権の譲受人または承継者に対して取り消し不能で、拘束力と強制力を伴うものであるという上記を確約します。

Western Digitalは、新エディションまたは後継の掲載場所をこのページに公開することで、この確約を修正することができます。

「対象ライセンス」とはGNU General Publicライセンス、バージョン2(GPLv2)、GNU Lesser General Publicライセンス、バージョン2.1(LGPLv2.1)、またはGNU Library General Publicライセンス、バージョン2(LGPLv2)を指し、これらすべてはフリーソフトウェア財団によって公開されています。

「防御的措置」とは、被告発者またはその関連会社によって開始された過去の手続きまたは申し立てを受け、Western Digitalが被告発者を相手取って提起する法手続きまたは申し立てを指します。

「Western Digital」とはWestern Digital Corporationまたはその関連会社を指します。

Contributor Covenant(共同作成者規約)と行動規範

当社は、オープンソースが健全なコミュニティによって構築されることを認識しています。当社は、すべての参加者同士が他者に配慮し、敬意を持って接することによって、健全なコミュニティが発展すると考えています。この考えに対する当社のコミットメントを示すために、当社は、すべてのオープンソースプロジェクトと、プロジェクトおよび大規模なオープンソースコミュニティにおけるWestern Digitalのすべての共同作成者の行動を管理する、共同作成者規約を採用しました。

当社製品でのオープンソースの採用

当社はオープンソースを有益と評価しており、多数の製品で採用しています。オープンソースを採用する場合、 サードパーティに関する注記セクションの併用とコピーレフトのソースコードの 共有を承認します。オープンソース関連のコンプライアンスページ は、これらのコンプライアンス 情報を掲載している一元化された場所です。 ご不明な点がありましたら、こちらを クリック して、当社に問い合わせください。

当社製品の多くは、OpenChain準拠プロセスで構築されています。OpenChainとはオープンソース準拠のオープンなISO規格(ISO/IEC 5230)であり、信頼性の高いサプライチェーンの構築目的でオープンソースを利用する際のベストプラクティスが提示されています。Western Digitalは、ISO認定プロセスにおいて、プラチナメンバー兼理事会メンバーとして、OpenChainに準拠する価値を確信しています。

オープンソース:Western Digitalでは、最も安全なソリューションの基盤となるのは、オープンで検証可能な実装に透明なポリシーとセキュリティ慣行を組み合わせることであると考えています。

原典:R&D Engineeringバイスプレジデント、Richard New

オープンソースシリコンには、チップ開発に関して斬新な考え方が必要です。Western Digitalはこの新技術の先駆者であり、当社初の営利企業パートナーとしてOpenTitanに参加し、SweRV RISC-V Coreファミリーを最近発表しています。RISC-Vとオープンソースシリコンチップの普及がこの業界全体で急速に広がる中、当社は共同作成者と協力し、オープンシリコンの未来を切り開いていきたいと考えています。

原典:Google、OpenTitanプロジェクトディレクター、Dominic Rizzo

当社の従業員

Western Digitalのチームは、お客様のためにあらゆる違いを生み出しています。

Damien Le Moal

優秀エンジニア(マネージャー)

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Jeremy Bauer

技術者、エンタープライズHDDカスタマーファームウェアエンジニア

Senthil Kumar Veluswamy

技術者

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Jeffrey Lien

主任SWエンジニア

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Brandon Paupore

ソフトウェア開発エンジニア

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Aashish Parmar

上級エンジニア、E-HDDファームウェア

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Akhilesh Rn

スタッフ開発者、ソフトウェア開発(システム)

採用情報

Western Digitalのエンジニアは、多数の当社製品でオープンソースを利用し、貢献しています。最新の募集については、採用情報のページをご覧ください。

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